エッセンシャルオイル

精油（せいゆ）

エッセンシャルオイル（英語 essential oil）

は、植物に含まれています。水に溶けづらく、アルコールや油脂などに溶ける性質を持っています。

現在、約250～300種類のエッセンシャルオイルがあります。

「エッセンシャルオイル」は100%天然のもので、人工的に合成した物質を一切含んでいません。

エッセンシャルオイルはアルコールなどで希釈などをしていないものだけを指します。

ハーブ葉の質量に対して約0.01％～0.2％程度しか含まれておらず、全量抽出するには6回から10回程度繰り返し同じ葉を蒸留しなければ得られない大変に貴重なものです。

エッセンシャルオイルの効果

一般にエッセンシャルオイルは植物の特殊な分泌腺で合成され、その近くの油細胞に蓄えられています。エッセンシャルオイルは植物にとって様々な有用な作用を及ぼす。

香りの誘因効果により鳥や昆虫を呼び、受粉や種子の運搬をさせる役割を持っています。

またエッセンシャルオイルの匂いや苦みなどの忌避効果によって害虫や真菌、カビなどの有害な菌から植物を守る役割も持っています。

エッセンシャルオイルが汗のように蒸散することにより植物自らを冷却し太陽熱からその植物を守る役割をもっているものもあります。

エッセンシャルオイルには、次のような作用があります。

植物のためのエッセンシャルオイルの機能

細菌やウイルス、虫などに対する作用

殺菌作用：バクテリアなどの細菌を殺す作用

抗菌作用：細菌の増殖を抑える作用

抗真菌作用：真菌（カビ）の増殖を抑える作用

抗ウイルス作用：ウイルスの増殖を抑える作用

殺虫・虫除け作用：虫を殺したり、除けたりする作用