イランイラン

フローラルでエキゾチックな、甘く重い香り。ストレスやムード作りに イランイランという言葉は、「花の中の花」という意味のマレー語「アランイラン」に由来しています。これは木からぶら下がって咲く花の姿を指していったものです。イランイランの精油は、一年中花を咲かせ続けるこの木の、黄色い花から抽出されます。 とても重厚で甘く、そしてインパクトのあるフローラルな香りは、沈み込んだ人々の心を強く捉え、明るく引き上げてくれます。また、浮き足立った気持ちや、はやる気持ちを抑えてくれる力を持ち合わせています。 インドネシアには、新婚のカップルが夜を過ごすベッドにイランイランの花をまき散らすという風習がありますが、これはイランイランの香りがムードを高めると考えられているからです。ただ、香りが非常に強いため、あまりたくさんの量を一度に使うと、頭痛や吐き気などを引き起こすこともあります。初めはごく少量から使い始めると良いでしょう。


学名: Cananga odorata 科名: バンレイシ科 抽出部位: 花 抽出方法: 水蒸気蒸留法 ノート: ミドルノート (ゆっくりと立ち上がる香り) 原産地: マダガスカル 代表的な成分: リナリール、酢酸ベンジル